ポルフィの長い旅 第３７話「ふたりで見る景色」感想

　メインはポルフィと犬でしたが、アポロが楽しかったです。
アポロ、ベルナルドにポルフィをとられたと思ったのかな。
それとも、単にメスのフクロウに気がいっただけ？

　ポルフィが旅の途中、野宿をしていると大きな犬が出現。
首輪をしていたのでどこかで飼われてたのでしょうか。
逃げて来たのか、捨てられたのか、どちらか不明ですが、
首輪にある名前からベルナルドと判明。
　ベルナルド、余程ポルフィが気に入ったらしく、翌朝に
なってもポルフィから離れず、旅について来てしまいました。

　犬を連れてたら当然、ポルフィの犬と思われますよね。
でも、車に乗せてくれた男性が親切な人でよかったです。
ポルフィの熱心な頼みに男性も負け、ベルナルドと一緒に
荷台へ乗り込みます。

　男性と途中で別れたポルフィ、教会へ立ち寄りました。
ここで見た絵、フランダースの犬の最終回みたいです。
天上に少年と犬が天使に導かれて昇って行く絵ですが、
ベルナルドはじっと見ていましたね。
ますます、パトラッシュを思い出してしまいますよ。

　ベルナルドはポルフィが湖のほとりで眠っているうちに、
ポルフィのリュックをくわえていなくなってしまいました。
ベルナルドはどこへ行ったのでしょうか。
　気づいたポルフィが、ベルナルドを見つけて追いかけます。
そこは、景色のすばらしい丘の上でした。ベルナルドは、
この景色をポルフィに見せたかったのですね。
　そして、静かにベルナルドは亡くなったのでした。

　今回、おもしろかったのはポルフィよりアポロです。
アポロ、ポルフィが知らぬ間にちゃっかりメスのフクロウ
を見つけて巣作り。でも、ポルフィの声を聞き、結局
ポルフィを選んで飛んで行ってしまいました。残されたメス
のフクロウが少しかわいそうでしたけど。
　改めて見ると、アポロも野生なんだなと実感させられ
ました。フクロウって、人に懐くのでしょうか。