ポルフィの長い旅 第３６話「仮面の素顔」感想

　ポルフィが出会ったマリッサ、なんだか不思議な女性です。
彼女の言う、サンドラとはいったい誰なのか？声はするのに、
姿が見えない不思議。町の人たちは、誰もサンドラを知りません
でした。

　森の中を歩いていたポルフィは、歩いて行った先にガソリン
スタンドを発見します。そこにいた、マリッサと言う女性と
知り合ったポルフィは、マリッサの家に滞在することに。
マリッサは仮面を被っていて、決して素顔を見せようとしません。
　ポルフィ、どこへ行こうとして森を歩いていたのですか
森にミーナがいると情報でも得たのか、そのほうが気になって
しまいました。

　ガソリンスタンドはマリッサの家で昔経営していたもので、
両親の死後そのままになっていたのでした。
　仮面のことをマリッサに聞いてみるポルフィ、すると顔に怪我
をしているからサンドラが絶対に見せるなと言うのだとマリッサ
は話しました。
　サンドラとは何者なのでしょう？見たところ、あの家には
マリッサ以外の人間は見当たりません。マリッサは、サンドラは
体が弱くて部屋にこもっているのだと言います。

　町を案内してくれると言うマリッサが、なかなか来ないので
ポルフィが様子を見に行くと部屋の中からマリッサが誰かと
話しています。部屋の中から何か物音がして、ポルフィが驚い
て覗くと部屋の前にマリッサが立っていました。
　サンドラのことは放っておいてと言うマリッサ。
ポルフィと二人で町に、ミーナのことを聞きに行きます。

　けれど、ミーナの情報は得られません。ポルフィは、ミーナ
のことを聞いておいてくれると言った親切なおじさんに、
サンドラがどんな人か聞いてみます。すると、おじさんは
マリッサは知っていてもサンドラを知りませんでした。

　サンドラとドア越しに話をしたポルフィ、サンドラはポルフィ
にマリッサに友達なんていらない、早くここを出て行けと
言います。サンドラは、どうしてマリッサに友達はいらない
などと言うのでしょうか。

　翌日、ポルフィはまたおじさんのところへ行きますが、
ミーナの手がかりは得られませんでした。しかし、思いがけない
情報は得られました。マリッサのことです。この先に昔、
マリッサが住んでいた家があると聞き、ポルフィは行ってみます。
マリッサの家はかつては、町でも指折りの裕福な家でした。
ところが、火事で両親が亡くなり、その後にマリッサは変わって
しまったと言うのです。

　ポルフィがマリッサの元へ帰ると、マリッサとサンドラが
部屋の中で言い争っていました。ポルフィが耐えきれず、部屋
に入るとそこにはマリッサしかいません。
サンドラとは、マリッサが作りだした鏡に映ったマリッサ
だったのです。
　ひとりぼっちの寂しさから、サンドラを作りだしていた
のですね。マリッサは、火事の時両親を助けずに逃げ出した
と自分を責めていたのでした。
　友達は心でなるもの
マリッサはポルフィに仮面をはずして見せます。
　ポルフィに出会えたおかげで、マリッサは勇気を出して仮面
をはずし、サンドラを追い出しましたね。

　そして、今度こそミーナ発見につながる有力情報が！！
マリッサの声は、スペシャルゲストの日高のり子さんでした。
今回はここ数話に比べればマシでしたが、やや暗い話でしたね。
心からおもしろいと思える明るい話が、そろそろあってほしいな。