伯爵と妖精 第１２話（最終回）「伯爵と妖精」感想

　１０月から見て来た「伯爵と妖精」も最終回。
エドガーの甘いセリフも最後までしっかりありました。
でも、プリンスとの対決は描かれないまま。もしかして、２期の可能性
もあるのでしょうか。途中まで、ユリシスがプリンスかと思いましたが、
違ったようでした。プリンス自身も登場せずに、終わってしまいました。

　オープニング曲はなく、カールトン教授が妖精たちにお菓子をあげてる
場面で始まります。リディアの母親の話も、もっとあってもよかったのに
なと思いました。

　ニコとレイヴンはユリシスの屋敷に着きます。
アーミンはやはり人ではありませんでした。ニコの話では、海で死んだ
人間の魂はアザラシの妖精になるのだそう。
　セルキーは、毛皮をとられた人に逆らえないため、アーミンはユリシス
に毛皮をとられたのではないかと言うことに。
　
　アーミンは、エドガーとリディアを見つけ、出口に案内します。
リディアたちは、バンシーのいた部屋にたどり着きます。部屋に入ると
倒れているポールを発見。
　リディアが呼びかけると、ポールは気がついてエドガーの無事を確認
してホッとしたようでした。
　ポール、前回のラストでユリシスに何か術をかけられて、動けなくなって
しまったのでどうなったかと心配していました。命に別条はなく、無事
で安心しました。

　バンシーと琥珀をユリシスに奪われたと話すポール。エドガーは、
リディアとポールを部屋に残し、アーミンと出て行きカギをかけて
しまいました。
　エドガー、アーミンを助けるためにしたのでしょうね。
アーミンは、今もエドガーを好きなのでしょうか。

　エドガーとアーミンが話しているとユリシスが現れます。すぐ後ろには、
バンシーの姿がありました。
　ユリシスは、封印を解こうと絵を燃やします。果たして、ユリシスに
封印が解けるのかと思われた時、なんとバンシーの目から涙がこぼれ落ち、
過去を思い出してしまったのでした。
　ユリシスが封印を解いたと言うことは、やはり青騎士伯爵だったと言うこと？

　ニコの予想通り、アーミンは毛皮をユリシスにとられていたのでした。
アーミンが妖精だったとは、意外でした。すでに亡くなっていたはずなので、
人ではないなと思ってはいましたが。
　アーミンが、ユリシスに従ったのはエドガーを守るため。
アーミンの一途なエドガーへの思い、やはり気になっているのですね。

　ユリシスは、逃がさないためにアンシーリーコートを呼び、エドガーたち
は囲まれて大ピンチに。そこに、颯爽とレイヴンが現れ、あっと言う間に
アンシーリーコートを退治して行きます。ところが、アンシーリーコート
は不死身でした。倒しても倒しても復活します。
　この時、リディアは何かに気づいたようでした。

　ジミーの黒妖犬ｖｓレイヴンの闘いに。
レイヴン、ジミーの姿に戻った黒妖犬に一瞬怯み、襲わそうになります。
すると、そこになんとケルピーが登場。さすが、ケルピー強いです。
　バンシーは、ユリシスにエドガーを助けるように頼みます。
ユリシスは怒り、エドガーを殺そうとアンシーリーコートに命じます。

　その時、リディアが何かに気がついて走って来ますが、エドガーが
アンシーリーコートに襲わそうに！！ところが、それを阻んだのは
バンシーでした。バンシーが、アンシーリーコートに噛みつかれてしまいました。
　そこへ来たリディア、太陽の光を呼びこむ方法に気がついたのです。
外に見える二つの月、左側の月が動いていないことに気づいたリディア。
左の月を打ち壊せば太陽のある元の世界に戻ると、わかったのです。
　リディアは、月に向かって銃を撃ちました。ガラスは粉々に砕け、
当たったと同時にユリシスとジミーは消え、エドガーの腕の傷もなくなり
ました。しかし、バンシーは妖精なので、傷を消すことはできません。

　バンシーが消えることで予言は成就される、バンシーはそう言って
エドガーにカギを残し、消えて行きました。
　エドガーとリディアは、家に帰る馬車の中。
「ねえ、リディア。イニシャルだけでも教えてくれ」
まだこだわってるエドガーに大爆笑。
「ずっとそばにいてほしい。死が二人を別つまで」
さらっとプロポーズしてしまいましたエドガー。キスは、おでこでしたね。
　
　プリンスのことは、結局未解決のままだったのが気になります。