獣の奏者エリン 第10話「夜明けの鳥」感想
卵泥棒二人組、ヌックとモックが再登場。
今後も、エリンと行動をともにすることになりそうです。
それよりも、驚いたのはヌックとモックにアケ村で卵泥棒をするように
持ちかけた人物がいるとわかったことです。
その犯人もいずれわかるのでしょう。
そして、今回忘れてはならないのが町で出会ったイアル。
イアルとエリンは、また再会しそうな気がします。
ジョウンの家で暮らし始めたエリン、サリムの町に買い物にやって来ました。
町で吟遊楽師の演奏を聞いたエリンは、ふとどこからか竪琴の音色が聴こえる
のに気づきます。振り向くと、少し離れた所で竪琴を弾いている男性がいます。
エリンは、何かに誘われるようにその人に近づいて行きました。
その竪琴を聴きながら、ソヨンを思い出すエリン。
今回もソヨンの回想が入るのですね。ソヨンを見ると、あの指笛の回を
思い出して切なくなってしまいます。
その頃、同じ町にアケ村でエリンが出会った卵泥棒のヌックとモックが、
偶然にも来ていました。二人とも、エリンが死んでしまったと思っている様子。
そういえば、あの時この二人も見ていたのですよね。
エリンとジョウンは、ある店の入口で中の人を呼びますが返事がありません。
この店のユアンは、病気で倒れてしまい寝たきりだと知ったジョウンとエリン。
息子のタルガも、労役に行っていていないのだそうです。
そこに、そのタルガが走って来ましたが、誰かに追われています。
息子の声を聞き、外に出て来たユアン。タルガは、病気の母親に薬を届けようと
して、労役を抜け出して来たのでした。
追いついた役人に連れて行かれ母さんと叫ぶタルガの場面は、ソヨンとエリン
の別れの場面を思い出してしまいます。
エリンは、別れをさせてあげてと役人に頼みます。すると、先ほどの竪琴を
弾いていた人物も別れをさせるようにと言ったのでした。最初は、その人物に
荒々しく接していた役人も、男性が腕をあげた時に見えたマントの下の紋章を見て
ハッとして引きあげて行きました。
竪琴の人物は、セザンと呼ばれ真王を護り王族を護衛する任務をしている、
イアルだったのでした。セザンは、厳しい修行と掟により家族との縁も切って
護衛を務めているのです。
イアルは、アケ村の卵泥棒を捕えるように上司から言われます。
人相書きの顔、ヌックでした。ヌック、指名手配されてたとは。モックは別なのかな。
どうやら、ヌックは誰かに頼まれて卵泥棒を始めた模様。
ヌック、案外簡単にイアルに見つかってしまいました。
ところが、ヌックを尋問するイアルの邪魔をする者が現れます。
その男を追いかけるイアルですが、敵と思いますが何者なのでしょうか
でも、相手に逃げられてしまったイアル。
再び、ヌックの元に戻ります。そこには、騒ぎを聞いたモックとエリンもいました。
ヌックとモックに、卵泥棒の話を持ちかけたのは誰か気になってしまいます。
どうやら、イアルは情に弱いようです。
母親との思い出と、セザンとして情を捨てて生きていかなければならない現実に、
イアルは辛い気持ちなのでした。
翌日、エリンとジョウンは、町を離れます。なんと、ヌックとモックも、
エリンへの恩からついて行くことにしたのです。
そこに、エリンに渡してほしいと頼まれたと竪琴を持って来た人が来ます。
エリンが受け取った竪琴は、イアルが持っていた物でした。
イアルがエリンに竪琴を置いて行ったと言うことは、過去との決別を表している
のでしょうか。あの竪琴は、イアルが母親からもらった物。イアルも辛い選択
だったに違いないです。
サブタイトルの「夜明けの鳥」は、イアルが弾いていた子守唄のタイトルでした。
エリンも、この曲が気に入っていました。
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