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2009年8月30日 (日)

大正野球娘。 第8話「麻布の星」感想

 先週は、世界陸上でお休みでした。
今回は、小梅が映画に出ることになる話です。

 夏の暑さでバテ気味の小梅たちに、アンナ先生が練習試合を始めます!と、
張り切って小学生チームを引き連れてやって来ました。

 ところが、晶子が魔球を試してみたいと言い出し、その球を小梅が取れなかった
ので試合に負けてしまいました。
 どうして、魔球を使ったのかと問い詰められる晶子ですが、
乃枝は別の魔球を覚えたほうがいいと言うのでした。

 そこに、国際キネマの吉村がやって来ます。
映画の関係者がなぜ、櫻花會に興味を持ったのかと思ったら、
新作映画の撮影を麻布で行うことになったのですが、共演の女優がごねて
急きょ代役を探していたのでした。

 
 映画に出るには条件があると言う、吉村。
条件1、美人であること。
条件2、淑やかで立居振る舞いに気品があって、知性あふれる女学生。
条件3、活劇映画なので、運動神経が発達していること。
条件4、劇中川に飛び込むシーンがあるので、泳げること!

 アンナ先生は、2の時点で出られないことが判明しましたが、あの表情から
出るつもりだったようです。
 ところが、最後の泳げる人でみんな沈黙してしまいました。
なんと、小梅以外誰も泳げなかったのです。

 唯一、小梅が泳げると知った吉村。
「君なら申し分ない」
と喜びますが、小梅はあまり乗り気ではない様子です。
 学校も家も、許可しないから無理と言う小梅、アンナ先生も厳しい学校だから
映画出演は無理だと思うと吉村に話します。

 諦めて帰りかけた吉村を引きとめたのは、乃枝でした。
乃枝はある条件と引き換えに、小梅の映画出演を説得してみせると言います。

 早速、学院長に直談判しに行く乃枝。
「我が校の建学精神には、豊かな情操と感受性、溢れる知性に満ちた崇高な理念
を神に知らせるとあります。これは、第7芸術たる映画のあり方そのものに、
通じるではありませんか!!
 それに、困ってる人も助けられないで崇高な理念も何もあったものではない
と思います!!」

と凄い勢いで学院長を説得した乃枝の力で、学校側も映画出演を許可したのでした。

 小梅に、映画出演がOKになったことを知らせる乃枝。
もう、映画には出なくてよくなったと思っていた小梅は、突然の話に驚きます。
「これは、朝香中に勝つために絶対にやり遂げなくてはならないの」
乃枝は、小梅にそう言って台本を渡すと行ってしまいました。

 家に帰った小梅を待ちうけていたのは、ここでも映画に出る話でした。
乃枝、小梅よりも一足早く着いて両親に映画出演のことを話していたのです。
 小梅が学校を代表して映画に出ることになったので、大変名誉なことなので
ありがたく受けるようにと両親に承知させてしまったのでした。
来ていたお客さんの話で、その時の乃枝の話で麻布でこのことを知らない人
はいないほど小梅は有名になっているとわかったのでした。

 学校でもすでに有名になっていて、鏡子たちが花束を渡して喜ぶほどです。
巴は、小梅がどんどん遠い存在になってる気がして、ショックを受けていました。
しかし、静から小梅は姉さんを忘れることは絶対にない、笑顔で送り出すように
との言葉で元気を取り戻した巴。小梅を応援することに決めます。

 その晩、部屋で台本を覚える小梅ですが、一人だと上手くいかず誰かに相手
になってもらおうと思います。
 店に行き、母親に頼みますが父親が三郎に付き合うように命じたので、
小梅は三郎と練習することになります。
 近くの神社へ行き、練習する小梅。
時折、本心が出ていた三郎が面白いです。
やっぱり、小梅が好きなのでしょうね。

 翌日、町中の人に見送られながら撮影に向かう小梅。
乃枝が用意した人力車まであって、凄いことになってます。

 衣装に着替えて喜ぶ小梅。
その頃、櫻花會メンバーも撮影を見ようと応援に駆けつけていました。
ところが、出て来たのは小梅と同じ衣装を着て登場した別の女優でした。
 小梅は、泳げない女優のかわりに橋から飛び降りて泳ぐ、
いわゆるスタントの役だったのです。

 事実を知った小梅と乃枝、乃枝は小梅が主役をやるものと思い込んでいたのです。
小梅もまた、もう商店街を歩けないと落ち込みます。
 乃枝は、小梅に吉村にある条件を出して取り引きしたのだと話すのでした。

 出番が迫っていた小梅は、仕方なくスタントをやることになります。
橋に現れた小梅、監督の合図で飛び降りたかと思うと、すぐに秀子とチェンジ。
代役って、泳ぎの代役ってことだったのねと理解した櫻花會。

 その映画が公開された日、乃枝は吉村に頼んでいたことを確認していました。
乃枝の出した条件とは、野球の映像だったのです。
映画会社に内緒で、機材を持ち出して撮影したらしい吉村。
どうやら、乃枝を気に入ってしまったようでした。

 小梅は、どうしているかと言うと予想以上に落ち込んでいました。
三郎は、小梅を励まそうと料理を差し入れるのでした。

 次回は、ついに両親に小梅が野球をしているのがバレてしまうようです。
小梅は、櫻花會を続けられるのでしょうか!?

 

 

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