獣の奏者エリン 第40話「かげりゆく国」感想
闘蛇に襲いかかっていたリランは、いつものリランに戻り御座船に降り立ちました。
エリンは、リランから降りて御座船で起きてしまった惨状を見つめます。
船には多くのセザンが傷つき、倒れていました。
近くで子供がケガをして倒れています。手当をしようと駆け寄るエリンですが、
その時真王がケガをしたとの声が聞こえました。
真王の様子を見るエリン、医術師に見せたほうがいいとダミヤに言います。
ダミヤも、肩にケガをしていました。エリンは、ダミヤの手当を始めるのでした。
エサルたちは、真王をカザルム公の館へ連れて行けるように手配していました。
エリンのことを思い、エサルは顔を曇らせます。
エリンがダミヤと話をしていると、キリクが入って来ました。
エリンに後片づけをしたほうがいいと言う、キリク。
まだ船にいる、リランを何とかするように言いたかったのでした。
先ほどまで闘蛇に食らいついていたとは思えないほど、静かに毛づくろいをする
リラン。闘蛇に襲いかかるリランと今の静かなリランが違いすぎて、
カザルムで育ったと言っても元は野生なんだと感じずにはいられませんでした。
リランを何とかするように言われたのに、外に出たとたんイアルを探すエリン。
イアルを見つけたエリンは、イアルが腕から血を流しているのを見て心配します。
イアルと一緒に、ケガをした人たちの手当をするエリンはそばで死んでいる闘蛇の尾に、生まれた闘蛇衆の村の印がないのに気づきます。
そう言えば、昔チョクが大公の闘蛇には生まれた闘蛇衆の村の印が刻まれていると話してましたね。チョク、懐かしいです。
ところが、闘蛇の牙の毒を出す解毒薬がここにはないことがわかります。
エリンは、急いでカザルムに戻って持って来ることにしました。
エリンはイアルから届けるのはカザルム公の館で、王獣は置いて来るように
忠告されます。あれだけ、大勢の人の前でリランを飛ばしてしまいましたからねえ。
誰に狙われるかわからないですよ。
リランに乗って、カザルムへ戻ったエリン。
飛んで戻ったのはちょっと、びっくりです。
カザルム公の館で、治療をする真王とセザンたち。
エリンは、イアルに薬を届けようとカザルム公の館を訪ねます。
しかし、今回のことで護衛隊長を務めたイアルは、ダミヤに呼ばれていました。
そうとは知らず、イアルを待つことにしたエリン。
王宮で待つセィミヤにも、御座船が闘蛇に襲われて真王がケガをしたと伝えられ
ました。そう言えば、セィミヤは一緒に行かなかったのですね。王宮に王族が誰もいなくなってしまうからでしょうか。
セザンの立場で、真王を守れなかったと非難を浴びるイアル。
あの場合、状況からしても闘蛇の襲撃を防ぐのは難しいですよね。
ダミヤから処分は追って知らせると告げられたイアルは、どうなるのでしょうか!?
ケガをしたセザンたちを治療するエリン、竪琴を弾いてセザンたちの心を
落ち着かせるのでした。
そこに、イアルが来ます。イアルの治療をするエリン。
「あなたのおかげで皆命を救われた、感謝している」
エリンにお礼を言うイアル、エリンは自分のしたことを忘れてほしいと願って
いました。
エリンが霧の民の魔力で、リランを操ったと人々は思っているようでした。
イアルは、エリンに救われた命ですが長くは持たないだろうと、
ダミヤから受ける処分に覚悟していました。
でも、エリンは傷のことを言っているのだと思い、命にかかわるケガではないと
言います。エリン、状況をわかってなさすぎです。
イアルはもうこの国は、どうにもならないところまで来てしまっていると悟って
いました。この国を守って来たのは、セザンでも大公でもなく戦を嫌う真王の
清らかさを愛して来た民の心だと、イアルは語ります。
そのことを見失った今、国は滅びてしまうだろうとイアルは考えていたのでした。
エリンは、ふと襲って来た闘蛇に印がなかったことを思い出します。
イアルに、闘蛇に印がなかったと話すエリン。そして、エリンは自分の生い立ちを話し
始めたのでした。
アケ村のこと、母ソヨンが闘蛇の裁きにかけられて亡くなったことなどをイアル
に話したのです。ソヨンが使った指笛のことだけは話さずに、後は全て話しました。
その話を影で聞いていた人物がもう一人、キリクです。
エリンの身の上を聞いたキリク、エリンへの態度もかわるといいですけど。
カザルム公の館を出て、カザルムへ帰って行くエリン。
エリンとイアルに、これからどんな運命が待ち受けているのでしょうか!?
後半は、イアルとエリンがいい雰囲気でした。
周りで部下たちが寝てること完全に忘れて、二人の世界に入ってましたよね。
王獣一直線!で恋愛に興味がなさそうだったエリンですが、イアルとの今後が気に
なります。そうなると、トムラは!?って思ってしまいますが。
参加しています。応援して頂けると嬉しいです。
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