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カテゴリー「獣の奏者エリン」の52件の記事

2010年2月20日 (土)

獣の奏者エリン 総集編第2話「最後の指笛」感想

 闘蛇の裁きからエリンがジョウンの家で暮らし始めるまでが、
描かれていました。

 大公のキバを全部死なせてしまった罪を問われ、ソヨンは監察官に連れて行かれてしまいました。
 頭領やワダン、ほかの闘蛇衆たちも見ている前でソヨンを責め、
何度もムチで打つ監察官。
 「闘陀の裁きにかけよ」と、言い放ったのですよね。
ソヨンは、そのまま夜明けにラゴウの沼に連行されてしまいました。この時、ソヨンと一緒に沼へ向かったワダンが申し訳なさそうな表情に見えたので、何か知っているのでは?と思ってしまいましたが後の話を見る限りそうではなさそうでした。本当に、ソヨンを気の毒に思っていたのですよね。

 サジュの家に預けられていたエリンはソヨンが闘蛇の裁きにかけられ、
死刑になると知ってしまいます。
 エリンは、サジュの家を飛び出し、一度家に戻ってソヨンの腕輪を取ってから
ソヨンを助けに沼へと急いだのでした。
 ところが、エリンの耳に聞こえて来たのはドラの音。
ソヨンは今にも、処刑されようとしていたのです。
ドラは、闘蛇を起こすために鳴らしていました。
 ついに、ソヨンは剣で切りつけられて、沼へと突き落とされてしまいました。
血のにおいを嗅ぎつけ、どんどん集まって来る闘蛇。
 そこに、エリンが泳いで来てしまいます。

 ソヨンを助けたい一心のエリンですが、ソヨンは指笛を吹いたのです。
指笛で闘蛇が硬直したのは本当に驚きましたが、ソヨンの言った「大罪」の意味は後になってからわかりましたね。
 今思うと、エリンだけは助けたいと言うソヨンの思いが強く伝わって来ました。
でも、エリンにとっては母を失うと言う、悲しい結末になってしまいます。
「私の…エリン!」
闘蛇に乗せられ泣き叫ぶエリンを見送るソヨンは、闘蛇にかけていた指笛を解いたのでした。

 この後、ソヨンを裁きにかけたのは監察官たちが罪を問われるのを恐れたからとわかるのですが、そこはカットされてました。

 闘陀に乗って、真王領に流れ着いたエリンはジョウンに助けられます。
蜂飼いジョウンとの暮らしが始まるのですよね。

 今までのアケ村での生活とは違う、新しい暮らしがエリンを待っていました。

 

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獣の奏者エリン 総集編第1話「母のぬくもり」感想

 今回から始まった、全50話を全10話にまとめた総集編。
第1話の「母のぬくもり」は、第1話~6話の総集編でした。
6話は、今見るとリアルタイムの時よりも泣けてきます。

 スキマスイッチ版雫のオープニング映像が懐かしいです。
何度聴いても名曲だなあと思えます。

 最初は、深く考えずに聞いていたナレーションの王祖ジェの話や大公や真王
の話も、すべてを知ってから聞くとより物語がおもしろく感じます。

 舞台はアケ村。
闘蛇を育てる特別な村です。
 エリンは10歳。
母親のソヨンと二人で暮らしています。
「私も、お母さんみたいな闘蛇のお医者さんになりたいの。」
エリンは、獣の医術師になるのが夢でした。

 ところが、ソヨンとエリンの幸せな生活も長くは続きませんでした。
キバが大量に死んでしまったのです。
 大公の大切なキバを死なせてしまった罪は重く、村では誰が責任を問われる
かが話し合われました。
 昔にも同じようにキバが死ぬ事件があり、その時はキバの世話をしていた者
が責任を問われて罰せられたと話す頭領。

 おそらく、ソヨンは自分がどうなるかがわかっていたのですよね。
エリンに腕輪を託したのも、この時だったのでした。
まさか、ここでソヨンがエリンにした霧の民の過ちの話が、
後のエリンに関わって来るとは思いもしませんでしたよ。

 そして、とうとう取り調べのために監察官に連れて行かれたソヨン。
「お母さん、お母さーーーん!!」
ソヨンを追う、エリン。エリンを引きとめるワダンも辛かったのですよね。
 ここまでが、総集編第1話でした。

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2010年2月11日 (木)

獣の奏者エリン 第50話(最終回)「獣の奏者」感想

 リアルタイムでの最終回放送から1か月以上もたってしまいましたが、
やっと最終回の感想を書くことができました。まだ、総集編もありますけどね。
 本編は終わってしまいましたが、総集編と再放送は放送中なので本当の最終回はまだ少し先になります。
 去年の1月から始まって、あっという間に12月を過ぎてしまいました。
1年もののアニメを見ていると、ホントに1年って早いなと感じてしまいます。

 今回は、最終回らしくOPも特別映像。
大空を舞うたくさんの王獣は、未来のリョザ神王国を表しているのでしょうか。

 セィミヤが青旗を掲げ、喜びに沸く大公軍。
ところが、予想外な伏兵が潜んでいました。ヌガンが、闘陀を率いてシュナンは
逆賊だと襲って来たのです。
 そう言えば、ヌガンは昔からダミヤを慕っていましたよね。
ヌガンの闘陀軍には、印がありませんでした。
ハルミヤの御座船を襲った闘陀を率いていたのも、ヌガンだったのでしょうねえ。
イアルの調査でも、ヌガンまではわからなかったようです。

 シュナンを助けるため、エリンはリランに乗って飛び立ちました。
「リラン、行って!あの人のところへ!」
リランに命じるエリンですが、リランは音無し笛を気にしているようでした。
それでも、エリンを信じて大空を舞います。
 シュナンに迫る、ヌガンの闘陀軍。
味方の大公軍はなぜか、誰も来ません。ヌガンの闘陀にやられてしまったのから?
「逆賊シュナン、覚悟!!」
ヌガンがそう叫んだ時、リランに乗ってエリンが来たのでした。
 リランの出す音を聞いた闘陀たちは、次々と硬直して倒れて行きました。
大空を舞い、まっすぐに闘陀の群れに向かうリラン。
闘陀の血のにおいを嗅いだリランは、たちまち闘陀に襲いかかります。
 初めて見た王獣が闘陀を襲う姿に、驚くセィミヤやシュナン。
ただひとり、ダミヤだけが不敵に笑ってましたが。ダミヤは、最後まで改心
することはなさそうですね。

 そして、もう一人、リランに驚いていたヌガン。
「これが、王祖ジェのもたらした力なのか!」
ヌガンは、突然のことに呆然と眺めていました。
 リランは、ずっと食事をしたいなかったこともあって、
余程お腹を空かせていたと思われ無心に闘陀に食らいついていました。
「もう、いいわ。リラン、やめて!
やめなさい。やめないと、音無し笛を吹くわよ!」

エリンは、そう言って音無し笛を口にくわえて見せます。
 音無し笛を吹かれると聞くと、リランも闘陀に襲いかかるのをやめて
エリンの方を見ます。でも、まだ怒って唸っているリラン。
 
 その時、シュナンがリランに襲われると思った大公軍の兵たちが、
リラン目がけて矢を放ったのです。
 間一髪のところで、リランが飛び上がったので矢を受けずにすみました。
「リラン、あの人のところへ!行きなさい!」
シュナンを救うため、エリンはリランに命じます。
 シュナンのところへ降り立ったリラン。
エリンは、急いでシュナンをリランに乗せます。
ところがシュナンがリランに乗り、エリンが乗ろうとした時、
兵の放った矢が、エリンの背中に直撃したのです!
背中に矢を受けたエリンは、その場に倒れてしまいました。
容赦なく次々と飛んで来る矢。

「行って!リラン、行きなさい!リラン!!」
エリンは叫び、首から下げていた音無し笛を外して見せたのでした。
 エリンの姿を見たリランは、シュナンを乗せて飛び上がります。
「行きなさい!リラン!!」
不思議そうにエリンを見つめるリランに、エリンは音無し笛を見せて叫びます。
エリンがもう音無し笛を吹かないとわかったのか、
リランは静かに飛んで行きました。
「リラン…」
大空を飛んで行くリランを見送るエリンは、リランと過ごした日々を思い出して
いました。そして、とうとう力尽きて倒れたのでした。

「あなたのことが知りたくて、ただそれだけでいっぱいだった。
私は、あなたが幸せに生きる姿をまだ知らない。
野に返ったあなたが、どんな声で鳴くのかまだ知らない。」

エリンのリランへの思い。その時、ふと思い出したのはソヨンの声。
「生き延びて、幸せにおなりなさい。」
エリンは、どうなってしまうのでしょうか!?

 リランが、シュナンを乗せてセィミヤの所に戻った頃、
闘陀の群れがエリンに迫っていました。
 背中に矢が刺さったままのエリンでしたが、
「私は、生きたい!」と歩き出しますが、すぐに闘陀に追いつかれてしまいました。闘陀に囲まれて、絶体絶命かと思われた時リランがエリンを助けに飛んで来たのです。
 エリンを助けてと叫ぶセィミヤの声で、エリンに迫る闘陀に気づいたのでした。
エリンを、優しく口にくわえて飛び立つリラン。
 エリンをくわえて、リランは遠くへと飛び去って行きました。

「シュナン、私はあなたを受け入れます。でも、戦を嫌う心は決して失いません。」
セィミヤとシュナンも、無事に結婚できそうです。
 ところが、幸せそうな二人の邪魔をする厄介な人がまだいました。
ダミヤです。エリンが落して行ったナイフを拾い、二人に襲いかかろうとするダミヤ。
ダミヤの前に飛び出したイアルは、ダミヤを斬ったのでした。
 最後まで企みの塊だったダミヤですが、ついにイアルに倒されてしまいましたね。

 後日談。
シュナンとセィミヤの結婚式。
一瞬でしたが、二人の生活も見てみたい気がしました。
そう言えば、ヌガンはどうなったのでしょうか。
ダミヤはいなくなりましたが、ヌガンはお咎めなし?
 キリクは、旅の医術師をしていました。
前に見た時は、もうダメかと思いましたが助かっていたのですね。
ワダンとキリク、意外な出会いです。

 そして、最後に登場した少年ジェシ。
なんと、エリンの息子です。ジェシが、見ていた王獣はリランの子アル。
アル、大きくなっててびっくりです。
「お母さん!!」
とエリンに駆け寄るジェシ。
 ジェシを抱きしめるエリン。ジェシの父親って、誰なのか気になります。
やっぱり、イアルなのかな。ちょっと、ジェシの雰囲気がイアルに似てましたよね。
せっかくなら、イアルも出してほしかったです。
 最後は、スキマスイッチの雫で終わり。と思ったら、エンディングは別にありました。

 1年間見て来たエリンも、これで終了。
カザルムやほかの人たちのその後が見られなかったのが残念です。あのケガでエリンが助かったのは奇跡です。ナソンは、完全に忘れられてました。
 続きを知りたければ原作小説の探求編と完結編を読むしかなさそうですね。
出演者、スタッフの皆さま、ありがとうございました。お疲れ様でした。

 次回からは総集編です。
懐かしい場面を思い出しつつ、先を知っているのでまた見方も違って来ると思われます。

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獣の奏者エリン 第49話「決戦」感想

 ダミヤとの結婚を受け入れたように見えた、セィミヤ。
でも、エリンの話を聞いて考えを変えたようですね。
けれど、ヌガンの軍には驚きました。兄弟の戦いが凄まじいことになってしまいました。
 
 夜明けが迫り、闘陀の世話をするチョク。
チョクも、まさか死んだと思っているエリンが生きていて、
この決戦に巻き込まれているとは思ってもいないですよね。
ぜひ、チョクにはエリンと再会してほしいですが無理かな。

 一方、リランは興奮して暴れています。
リランの力で台車に体当たりしたら、壊れてしまうのではないかとハラハラしてしまいました。
 リランを止めようとするヌックとモックですが、うまくいきません。
そこに来たエリンの声で、やっと治まったリラン。
エリンは、リランはここへ来てから食事をしていない為、
風に乗って流れて来た闘陀のにおいに反応したのだと気づきます。

 夜明けとともに、雲が晴れて日の光が差し込みます。
「闘陀を進めよ!!」
シュナンのかけ声で、とうとう大公軍がセィミヤのいる真王領の陣を目指して
進み出したのでした。

 迫って来る闘陀の軍を見つめる、セィミヤ。
エリンは、何があっても人間の戦に王獣を使ったりしないと決意するのでした。
「セィミヤ、恐れることはないよ。あれは、そなたの軍なのだから。
大公はそなたの家臣。この国のすべてが、そなたの者なのだから。」

シュナン率いる闘陀の軍を見て、ダミヤはセィミヤに話しかけます。
 しかし、セィミヤは亡きハルミヤのように国を治めて行きたいと願っていました。
「ナミ、青い旗を持って来て。
おじさま、おばあさまを殺すような心で、この国を治めることを考えるあなたとは結ばれはしない。」

セィミヤは、そう言ってダミヤを驚かせます。
 戦をせずに国を生かす道をシュナンと二人で考えていく
それがセィミヤの出した答えでした。セィミヤ、将来生まれる子供のことまで
考えているとはびっくりです。でも、そこまで考えていないと真王は務まらない
のでしょうね。

 ところが、セィミヤの答えに納得しないダミヤ。
青い旗を掲げるのを阻止しようとします。
「セザン、ダミヤから旗を取りあげなさい!」
そうセザンに呼びかけるセィミヤですが、なんと真王を護るはずのセザンが
誰も動こうとしません。
 今のセザンは、ダミヤが選んだ仮面の男たち。
ダミヤの言うことには従っても、セィミヤの言葉には従わないのです。
 
 エリンに、リランに乗って闘陀軍を襲うように命じるダミヤ。
エリンは、ナイフを取り出したかと思うと自分に向けたのです。
その時、ヌックとモックがやって来ました。二人とも、セザンに捕えられています。
死んではダメだと、エリンに言うヌックとモック。
 すると、セザンのひとりがエリンを捕えてしまいます。
捕まったエリンを助けたのは、仮面の男になってセザンに紛れていたイアルでした。

 青い旗を取りあげようとしたダミヤを捕えるイアル。
「エリン、旗を掲げて!」
エリンはセィミヤに命じられて、慌てて旗を掲げます。
 ついに、掲げられた青い旗。
旗を見たシュナンは、セィミヤのもとに走り出します。
「シュナン、新しい時代が始まるわ。」
セィミヤも、嬉しそうです。

 しかし、ここで誰も予想しなかった思わぬ出来事が起きてしまいました。
驚いたことに、ヌガン率いる闘陀の軍勢が、シュナンたちの大公軍目がけて襲いかかって来たのです。
 喜びもつかの間、突然現れたヌガンの軍が大公の闘陀軍を襲います。
闘陀が闘陀を襲うと言う、恐ろしい事態になってしまいました。
その襲撃に真っ先に犠牲になってしまったのは、大公でした。
 シュナンvsヌガンの兄弟の戦い。シュナンに迫るヌガンの闘陀軍。

 目の前の惨劇に、セィミヤは誰かシュナンを助けてほしいと叫びます。
エリンの脳裏によぎる、ソヨンの死。
「私が参ります。大切な命、私が救えるなら!」
エリンは、そう言うとリランに乗って大空を飛び立ったのでした。

 次回は、とうとう最終回。
1年間見て来たこの物語もついに完結です。
予告の「さようなら、リラン」って、エリンはやっぱり死んでしまうのでしょうか!?

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獣の奏者エリン 第48話「リョザの夜明け」感想

 とうとう、決戦前の夜明けの時がやって来ました。
夜明けを待つ、シュナンたち大公側とセィミヤたちのそれぞれの思い。
 エリンも、リランとともにその時を待っていました。

 雪が降り出す中、夜明けを待つシュナンたち大公軍。
そこに、真王領に巨大な台車が運び込まれたとの一報が入ります。
 巨大な台車、リランが乗っているですよね。
大公領には、リランのことは噂として伝わっているようです。
王獣も闘陀も人には慣れぬものと、作り話だと思っているのでした。
エリンが竪琴でリランを育てたと言うのも、知らないみたいですね。

 ダミヤに追放されたキリクですが、そのダミヤに今度は狙われてしまって
いました。ダミヤの刺客によって、足にケガをしますが命は無事なようです。
 キリクは、何とかエリンの元にたどり着きますが吹雪の中で倒れてしまいました。
倒れているキリクを見つけたヌックとモックは、エリンを呼びます。
 ヌックとモック、しっかり着いて来ていたのでした。

 その頃、イアルもダミヤの様子を窺っていました。
ハルミヤのためにも、エリンのためにも、ダミヤを倒さなければならないとの思い
からイアルはここへ来たのです。

 キリクは、エリンに手当てを受けていました。
たとえキリクがダミヤの手先だとしても、傷ついた人をエリンは放っておけません。
 その時、近くを闘陀軍が通って行きました。
何が起きたのかと驚くエリンたち。

 闘陀軍を率いていたのはヌガンでした。
ヌガンの行動に驚くシュナンに、真王を従わせようとするのは反逆だとヌガン。セィミヤを従わせようとしているわけではないと言うシュナンに、
それを見届けに来たのだとヌガンは話すのでした。
 そこにやって来たのは、病気で寝ていた大公でした。
これからシュナンがしようとしていることを、しっかりと見ておくようにと
ヌガンに告げる大公。
「運命は、神のみぞ知る」
ヌガンは、そう呟いたのでした。
「あの地平が日が昇る時、すべて変わるのです」
シュナンはそう言いますが、セィミヤはどう決断するのでしょうか!?

「日が昇る前なら逃げられる。僕と一緒に行かないか?」
キリクは、思い切ってエリンに一緒に逃げようと告げます。
「行けません。この先にあるのが、光なのか闇なのかわかりません。
ですが、私は最後までリランとともに生きる道を探します。」

エリンは、そう答えてキリクとは行かないのでした。
「君に、光が届くことを祈るよ。」
キリクはそう言うと、去って行きました。
「キリク先生、生きて。生きて、ください。」
去って行くキリクに、エリンは言うのでした。
 エリンの言葉に、ターヤを思い出したキリク。
「ありがとう、エリン。君こそ、生きて幸せになってくれ。」
キリクはそう言って、出て行ってしまいました。

 吹雪の中を歩くキリクが、出会ったのはイアルでした。
キリクは、イアルに決着をつけるかと聞きます。
 イアルvsキリク。
雪の中を戦う二人、二人とも死なないでほしいです。
 二人の戦いとダミヤの所で披露されている舞が、交互に映りましたね。
イアルとキリクが、戦っているとは知らずにキリクからもらったものを見つめる
エリン。何かを予感していたのでしょうか!?

 ところが、二人が戦っていると誰かの声が聞こえます。
ダミヤの命令でキリクを探していた仮面の男たちでした。
 気づくと二人は、あっという間に仮面の男たちに取り囲まれてしまいました。
襲いかかる仮面の男たちと戦う、イアルとキリク。
 吹雪でほとんど見えない中を、仮面の男たちを倒していくのには驚きました。
しかし、キリクの形勢が不利になってもうダメかと思われた時、
イアルが仮面の男たちを倒してキリクを助けたのでした。
 キリクは、ダミヤに近づくならこれを使えと、仮面をイアルに渡します。
「行け、行ってあの子を…エリンを頼む。」
キリクはイアルにそう伝えるのでした。

 興奮するリランを静めようと、エリンは竪琴を弾き始めます。
同じ頃、セィミヤはシュナンに返事をするために、旅立っていました。
 カザルムでも、エサルたちが情勢を見守っています。
イアル、キリクから受け取った仮面をつけて見事、真王の護衛の行列に入り込む
ことに成功していました。
 キリクは、ケガをしながらも歩きますが、とうとう力尽きて倒れてしまいました。
「僕にも、光が見えるよ。綺麗だよ。ターヤ…。」
そう呟く、キリク、死んでしまったのでしょうか!?

 ついに夜明けが来てしまい、日の光を見つめて涙を流すセィミヤ。
「私は、知らなかった。世界がこれほどに広く、美しいことを!」
セィミヤの決断は、何色の旗印なのか気になってしまいます。

 エリンは、本当にダミヤの命令通りにリランに乗って飛ぶのでしょうか!?

 

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2010年2月 9日 (火)

獣の奏者エリン 第47話「清らかな夜」感想

 タハイ・アゼでの決戦が迫る中、セィミヤは禊の儀式を行います。
そこへ、リランと現れたエリンが、セィミヤに王祖ジェのことを語る話でした。

 シュナンとダミヤとの間で、思い悩むセィミヤ。
しかし、セィミヤが出した答えは真王として生きるために、
ダミヤとの結婚を受け入れることでした。

 その頃、エリンはリランを連れてこっそりとラザルを抜け出していました。
セィミヤに会いに行くためです。
 途中、エリンの前に現れたのはナソンでした。
ナソンは、霧の民に戻るように言います。けれど、エリンにはナソンと一緒に行く気はありません。
 ナソン、ソヨンが死んでからずっと見守って来たと言い、
エリンを引きとめようとします。でも、エリンは霧の民は災いを招かないために、
人を見殺しにして獣たちを縛って見ているだけだ
と感じていました。
「変わるべきは、獣ではなく人の方ではないですか?」
そう、ナソンに問いかけるエリン。
 人は罪を繰り返す愚かな生き物、だからこそ掟を作って縛らなければならない。
それが、霧の民の考えなのです。
「私は、たとえこの身が破滅してもリランを人の掟で縛ることはしたくないのです。」
エリンは、そう言い残してリランに乗って飛び去ってしまいました。
 見送るナソンは、何を思うのでしょうか!?

 禊の儀式を行う為、入浴するセィミヤ。
服を着たままなのですね。そこに、突然空から現れたリランとエリン。
 エリンとセィミヤ、対面は初めてだったかな。
エリンは、セィミヤにハルミヤがエリンと交わした約束を話します。
そして、太古の昔起きた王祖ジェの話をセィミヤに聞かせたのです。
 セィミヤは、初めて王祖ジェの話を知ります。
祖先は、神ではなく人、それも大罪を犯した罪人だったと知り驚くセィミヤ。
しかし、セィミヤはエリンの話を信じられず、作り話だと思ったのでした。
 いきなり、聞かされて信じられない気持ちもわからなくはないですが、
エリンの言う通りわざわざ人目を避けて会いに来てまで作り話はしないですよね。

 勘のいいセィミヤは、エリンにこの場所を知らせたのはイアルだと気づいていました。
 エリンは、セィミヤにリランのことを話します。
ラザルの放牧場のほかの王獣は王獣規範にそって育てられましたが、
リランはエリンの手で音無し笛を使わずに育ちました。

 エリンの話を聞いて、リランが綺麗で美しいのは王獣規範に従わずに育てたからだと、セィミヤは知ったのでした。
「王獣を飼いながら、王獣を武器にしないために、彼女は王獣規範を生み出したのだと私は思います。増えることのないよう特慈水を与えて、発情を抑え、人と意思を通じ合わないように音無し笛を使わせて、見えない壁を作ったのだと。」
王祖ジェが、なぜ王獣規範を作ったのか理由を考えたエリンは、
セィミヤにそう語ったのでした。
 エリンは、セィミヤに手袋をはめた手を見せ、リランを怒らせて指を食いちぎられた
ことを話します。
「人が作り出した掟と言う檻の中で生きる、獣たちの姿を見るのがたまらなく嫌なのです。」
王獣を戦の道具にはしたくないとエリンは、話すのでした。
 人が作り出した檻、エリンの言葉を聞いてセィミヤは生まれながらに真王になることを決められた自分もまた、ラザルの王獣と同じだと思うのでした。

 エリンは、思い切ってダミヤの陰謀をセィミヤに伝えます。
ハルミヤは、ダミヤに殺されたのだと聞いてショックを受けるセィミヤ。
「エリン、タハイ・アゼで私の脇に立つがよい。」
セィミヤは、エリンに決戦を見守るように命じたのでした。

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2010年1月 9日 (土)

獣の奏者エリン 第46話「ふたりの絆」感想

 イアルとエリン、二人で逃げればいいのにと思わずにいられない話でした。
キリクは、ダミヤから見放されてしまいましたが、これからどうするのでしょうか!?

 誰かが近づくのに気づいて、唸り声を出すリランとエク。
リランたちの様子が急に変わったのでエリンは、心配して外を見てみます。
すると、近くにダミヤに毒を飲まされ、ケガをして倒れているイアルを見つけます。

 驚いたエリンは、イアルを王獣舎へ運び手当をするのでした。
唸るリランたちですが、エリンはイアルの看護を続けます。
 小さい頃の夢を見ていたイアルは、目が覚めるとすぐに出て行こうとしました。
まだ傷が治っていないからと止めようとするエリンに、追われていることを話すイアル。

 イアルは、ダミヤに毒を盛られたこと、ハルミヤはダミヤに暗殺されたこと、
そしてキリクがダミヤの仲間だったことをエリンに話したのでした。
「信じて頼ってくださるなら、最後まで頼ってください」
驚くエリンは、そう言って出て行こうとするイアルを止めます。

 しかし、キリクはイアルを追って王獣舎の外まで来ていました。
イアルは、エリンに竪琴を弾いてほしいと頼みます。
 イアルの隣に座って竪琴を弾き始めるエリン。
その様子を外から見ていたキリクは、その場から立ち去ったのでした。
「お前には失望した。どこへなりと消えるがいい。」
帰り道、ダミヤに会ったキリクはイアルを逃したと気づかれ、追放されてしまいました。
 キリクを残し、ダミヤはイアルを追ってラザルへと向かいます。

 ダミヤが来たことにリランたちが気づき、エリンは何かを思いつきます。
とうとう、王獣舎の中にダミヤとサイガムルたちが入って来てしまいました。
けれど、イアルはどこにも姿が見当たりません。
 イアルが、いないと思ったダミヤたちは王獣舎から出て行きました。
イアル、どこに隠れていたのかと思ったら、リランの下にいたとは驚きました。
確かに、王獣の羽毛の下なら安全ですよね。まさか、ダミヤも王獣までは調べない
と思うので。

 最初は、イアルを威嚇していたリランも、エリンが信頼しているとわかって
大丈夫だと安心したようです。
 以前、ダミヤの前でオウリが竪琴を弾いた時、王獣が襲いかかったのはオウリが
王獣を育てる時に何度も音無し笛を使っていたからでした。

王獣は、一度音無し笛を吹いた相手には決して心を開かないのです。
ラザルの王獣がエリンの竪琴に応えて、オウリの竪琴に応えなかったのはその為でした。アクン・メ・チャイでも、霧の民の力でもないと話すエリン。

 イアルは、先ほど見た夢の話をします。
父親が竪琴を弾いていた子供のころの夢。
 いつか父親のような竪琴職人になって、一緒に竪琴を作って母親を楽にして
あげたいと思っていたイアル。
しかし、父親が亡くなり、母親と幼い妹を救うために
セザンになったのでした。
「イアルさんの竪琴を初めて聴いた時、とてもあたたかい気持ちになりました。
死んだ母と一緒にいたような、そんな気持ち。
追われてるなら、セザンではなくなったのでしょう?
これからは、あなたが望む通り生きられるのではないですか。」

エリンは、イアルがセザンでなくなったのなら家族を持ち、竪琴を作って暮らして
いけるのではないかと思ったのです。

 けれど、イアルはセザンをやめてもこれまで戦いで殺して来た、
兵士たちの姿が頭に現れるのだと話します。その思いから逃れることはできない
と言う、イアル。
 イアルの話を聞いたエリンは、まるで闘蛇のような生き方だと言います。
エリンは、セィミヤにダミヤのことを話したいと、セィミヤに会える方法を聞きます。
 イアルは何かを思いついたように、エリンが救ってくれた手で亡くなったハルミヤの為に最後まで戦うことを決意します。
「あなたは、そのように真王陛下の為だけに生きて来られたのですね。
本当は、家族思いの優しい人なのに。もう、あなたを縛る音無し笛はなくなったんですよ。どうして、この右手で自分の幸せをつかむことを考えないんですか。」

そう言ってエリンは、涙を流します。イアルを思う、エリンの気持ちが伝わって来て感動してしまいました。
 イアルは、そっとエリンを抱きしめるのでした。

 抱き合うイアルとエリンを、眺めるリラン親子が微笑ましかったです。

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2009年12月30日 (水)

獣の奏者エリン 第45話「かごの鳥」感想

 キリクの過去が明らかになりました。
妹に毒を盛った夫婦を殺したのは、なんとキリクでした。
世界は、清らかに生きる者の為にあるべき…。キリクは、そう考えていました。
清らかに生きた妹ターヤを殺した、夫婦を許せず毒で制したのでした。
その後、ダミヤの元を訪ねたキリクは、仮面をつけてサイガムルになったのです。

 セィミヤに、プロポーズしたダミヤ。
セィミヤは、プロポーズを受け入れてしまったようです。

 エリンは、大公が王になれば王獣を操る技は封じられると言った、
ダミヤの言葉を思い出していました。

 その頃、イアルはカイルからセィミヤがダミヤのプロポーズを受け入れたと
知り驚きます。さらに驚いたことに、イアルやカイルなど先代の真王に仕えたセザンは、セィミヤのセザンから外されてしまったのです。
 ダミヤに忠実な者たちが集められて、新しいセザンが作られていたのでした。

 イアルは、エリンから聞いた御座船を襲った闘蛇に印がなかった話を裏付けるため、
密かに御座船を襲った闘蛇軍について調べていました。
 カイルから報告を聞き、やはり大公の闘蛇ではなかったことが判明します。
密売人から闘蛇の卵を買い、闘蛇を育てサイガムルを煽っていた人物がいたのです。その背後をたどってわかった人物こそ、ダミヤでした。

 キリクに、決戦の日何が起きるかを話すダミヤ。
ダミヤは、リランを使って闘蛇軍を襲わせ、シュナンが大公領に戻っている間に
セィミヤと結婚して王獣軍を作ろうと企んでいたのです。
エリンに、王獣部隊を作るように命じたのはその為だったのでした。
 ダミヤは、イアルがダミヤの様子を伺っていることに気づいていました。
「火種は、すべて消しておかねば。その為には、時には毒も必要なのだ。」
そうキリクに話す、ダミヤ。
 ダミヤに命じられたキリク、
「この世界は、清らかに生きる者の為にあるべきだ。
その為なら、僕は邪魔な者を取り除く毒になる。」

と仮面を被ってサイガムルになってしまいます。

 イアルたちが危ない!!と思ってたらイアル、ダミヤに呼ばれて来てしまいました。
イアルに、ワインのような飲み物を勧めるダミヤ。
絶対、あれ毒が入ってますよね!?
 イアルに、セィミヤがプロポーズを受け入れ、ハルミヤの喪が明けたら結婚式を
行うとダミヤは話します。
 話ながら、飲み物を口にする二人。あれ?ダミヤも飲んでるところを見ると、
毒入りじゃなかったのかなあ。

 ダミヤ、イアルからエリンが亡くなった真王に、カザルム公の館で話したことを
聞き出そうとします。
 イアルは、自分から話すことはないので必要ならエリンに聞いてほしいと言い、
話せば王獣を使うのをやめるかどうか聞きます。
 しかし、ダミヤはもう決まったことなのでそれをかえることはないと話します。
イアルは、それなら自分が話してもダミヤは自分の道を行かれるのだと話すのでした。
それを聞いたダミヤは、
「そなたは知っているか?真に世界を動かせるのは、私のような特別に選ばれた者だけだと言うことを。そして、真に力がある者は決して表に出ぬ者と言うことを。」
そう語ります。ダミヤがこう言った時、イアルに異変が起こります。
 イアルの片手が、動かなくなってしまったのです。

「誰も気づくことはなく、だが全ては私の意のままに動かされているだけなんだ。セィミヤと大公の息子シュナンでさえ、私にとってはありがたい道具なんだよ。
そして、今は亡きおば上も。」

ダミヤは、イアルの様子を見ながら話し続けます。
 御座船を襲ったのは、やはりダミヤでした。
ダミヤの陰謀は、予想以上に入念に計画されていました。
ハルミヤも、セィミヤも、他の人も誰もその策略に気づかなかったとは。
 さらに話し続けるダミヤ。
「真実を知る古い道具は、すべて片付ける頃合いだ。
口の聞ける楯が余計なことを持ち主に告げる前にな。」

ダミヤの言葉に、ハッとしたイアル、
「まさか、カイルたちを!」
と部屋を出て、カイルたちを助けに向かいます。
 その頃、カイルたちはサイガムルと戦っている真っ最中でした。

 イアルが出て行ったのを見たダミヤは、キリクを呼びます。
キリクから解毒薬を貰う、ダミヤ。
 自分も飲んで、毒が入ってないかのように見せかけて安心させたのでしょうか!?
ダミヤ、予想以上に油断ならないです。

 イアルは、カイルの元へ走ります。
間一髪のところで間に合ったイアルですが、敵は四方八方から襲いかかります。
倒れかけたイアルが見たのは、仮面が割れてその素顔を現したキリクでした。
 キリクが、エリンを巻きこんだのかと聞くイアル。
「僕はただ、あの子がどこまで行くのか見ていたかった。
王獣と一緒にどこまでも飛んで行く、あの子を見ていたかった。」

と話すキリク。ターヤを思い出したキリクに、
「おまえもダミヤに囲われた道具なのだな。」
イアルはそう呟くのでした。
 涙を流して、座りこむキリク。
キリクは、これからどうするのでしょうか!?

 キリクのそばから立ち去ったイアルですが、毒を飲まされてケガをしてどうなってしまうのか心配です。

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2009年12月20日 (日)

獣の奏者エリン 第44話「アクン・メ・チャイ」感想

 アクン・メ・チャイって、何だろう?と不思議だったのですが、
「ありえない交わりの中から生まれた子供」と言う意味だったのですね。

 久しぶりに、サジュとチョク登場!大きくなったなあなんて、思っていたらまさか
サジュに子供がいたとはびっくり!年の頃、4、5才くらい??
この世界は、結婚が早いのでしょうか!?

 ラザル王獣保護場へ移る、エリン。
一緒に行くことになったキリクは、エリンから亡くなった妹のターヤの姿を
重ねていました。
「私がとった行動で災いが起こるなら、私はそうなる前に責任をとります。」
出発前夜にエリンは、キリクに持っていた小刀を見られてしまい、
そう言ったのでした。
 エリンが、死ぬ覚悟でラザルに向かうことを知ったキリク。
エリンが自分と同様に家族を亡くしていることを知ってから、
キリクのエリンへの態度も少しかわったように思えます。

 その頃のアケ村。
久しぶりに、アケ村が出て来ました。
シュナンの言葉は、キバを育てる闘蛇衆の村にも影響がありますよね。
アケ村は、4か月後に迫った決戦の準備で大忙しでした。
 ワダン、頭領のかわりに闘蛇衆たちに闘蛇とキバの手入れをするように
指示しています。チョクも、今では成長して闘蛇衆として働いています。
 外では、誰かの小さなお墓で子供が母親と話をしています。
アクン・メ・チャイだから村の墓地ではなく、村の外にお墓があるのかと聞く子供。
「そんな言い方しないで。ここに眠っているのは、お母さんの幼なじみだったの」
そう語る母親。と言うことは、この母親はサジュですよね。
 墓の前にあった人形がエリンに似ていたので、何となくそうかな?と思いましたがエリンは死んだことになっているようです。

 一方、そのエリンはラザルに着き、ダミヤの元に案内されていました。
ダミヤは、エリンがリランに指を食いちぎられたことを知っていました。
エリンに、シュナンがセィミヤにプロポーズし、4か月後にその応えを示せと
迫ったと話します。
「そなたに、王獣部隊を作ってほしい」
なんと、ダミヤはエリンに王獣部隊を作るように命じたのです。
 エリンを王祖ジェの再来と思っているダミヤは、タハイ・アゼでエリンを王獣
に乗せて空を飛ばさせようと考えていたのでした。

「私、いまだに信じられない。エリンちゃんが、死んだなんて…。」
サジュは、娘にエリンのことを話していました。
 予想通り、エリンは死んだことになってました。
あの時の状況では、アケ村では死んだと思われていても仕方ないですよね。
 サジュ、エリンが生きていて真王領で暮らし、この決戦に巻き込まれているとは
予想もしていないでしょうねえ。サジュには、エリンが生きていることを教えて
あげたいです。

 ダミヤから王獣部隊を作るように言われ、悩むエリン。
ダミヤが言った「アーリョの娘」と言う言葉から何か閃いたらしいエリンは、
ダミヤにアクン・メ・チャイを知っているか尋ねます。
「ありえない交わりの中から生まれた子供」と言う意味だと話し、
エリンはダミヤに両親が出会った時の話をします。
 本来、出会うはずのない霧の民のソヨンと闘蛇衆の村の父親が出会い、
結婚してエリンが生まれたのだと話します。
 霧の民は特別な力を持っていると言われているので、
アクン・メ・チャイの自分にも特別な力があるのだと言うエリン。
 王獣を操る力があるのは、アクン・メ・チャイだからだとダミヤに思わせたかった
ようですがダミヤは信じません。

 そこで、エリンはダミヤの疑いを晴らす為、霧の民の力を利用しようと考えます。
翌日、竪琴を持って現れたエリンは、エリン以外の人が竪琴の音色に反応すれば、
誰でも王獣を操ることができると話します。
 まずは、エリンが試します。
竪琴って、リラン、エク、アル以外の王獣でも効果があるのか心配でしたが、
エリンは竪琴を弾きながらどんどん王獣に近づいて行きます。

すると、王獣はおとなしくなりました。
 続いて、王獣使いのオウリが試します。
ところが、王獣はオウリの弾く竪琴には反応せず、唸り続けます。
王獣が、オウリに襲いかかろうとした時、エリンがとっさに音無し笛を吹き、
王獣を硬直させたのでした。

 ダミヤを訪ねて、エリンにしか王獣を静めることはできないことがわかって
もらえたかどうか聞きます。
 しかし、ダミヤはまだ王獣部隊を諦めたわけではありませんでした。
4か月後に、タハイ・アゼで王祖ジェの奇跡を起こせとエリンに迫るダミヤ。
断ろうとするエリンですが、カザルムがダミヤによって支配されたことを知ります。
 ユーヤンまで捕えると言い出すダミヤ、エリンはどうするのでしょうか!?
エリンに、王獣に乗ってタハイ・アゼで奇跡を起こさなければ、
エサルやユーヤンたちを処刑すると脅すダミヤ。
まさか、エサルたちを人質にとっていたとは、想像以上に油断ならないヤツです。

 大公がこの国の王になったら、王獣を操る技は封印されると言うダミヤ。
エリンは、この言葉に希望の光を見たのでした。
 ダミヤとは反対に大公が王になれば、王獣が戦いの道具にされることはないと
エリンは思ったのです。

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2009年12月19日 (土)

獣の奏者エリン 第43話「獣ノ医術師」感想

 王獣は音無し笛を吹いた者を決して、忘れることはないそうです。
たとえそれが幼獣の時でも、誰であっても…。
 今まで、絶対に音無し笛は使わないと心に誓っていたエリンが、
音無し笛を使ってしまいました。
 エリンへのリランの信頼が、崩れてしまったのではないかとこれからが心配です。
予想もしていなかった展開に、あ然としました。
衝撃的すぎて、何が起きたのかとショックでした。
エリンの行動も驚きましたが、リランの変貌ぶりも凄かったですね。
御座船で闘蛇を襲った時のリランでしたよ、あれは…。

 前回、セィミヤにプロポーズしたシュナン。
プロポーズを断られたシュナンが、セィミヤに言ったタハイ・アゼで闘蛇軍と
待っているとの脅しのような言葉。それが、エリンとリランの運命を大きく変えよう
としていました。

 授業中のエリンに、トムラが真王セィミヤの使者がリランを連れに来たと知らせに
来たのです。
 知らせを聞いて、リランの元に走るエリン。
しかし、王宮からの使者の方が一足早く放牧場についていました。
エサルも、王宮の使者では案内せざるをえないですよね。
遠くから気配を感じて向かって来るリランは警戒し、威嚇しています。
この時リラン、すでに普通の状態ではありませんでした。
威嚇して唸っていますが、以前ハルミヤが訪ねた時より強く警戒しています。

 そこに、走って来たエリン。
エリンに、リランとラザルへ来るように命じる使者。
エリンは、それをきっぱりと断ります。
 その時、王獣使いの一人が音無し笛を吹こうとしたのです。
「吹かないでください。お願いします!」
しかし、エリンが叫んだ時には、リランは王獣使いの一人を噛み殺してしまいました。
 一瞬で、あっと言う間の出来事でした。
音無し笛を見たリランは怒り狂い、王獣使いに襲いかかったのです。
他の王獣使いは驚き、逃げようとしますがリランは容赦なく襲いかかろうとしました。
「リラン!!やめてぇぇーーーーっ!!」
突然のことに、ショックを受けたエリンはリランを止めようと手をのばします。
けれど、興奮したリランにエリンの声は届きません。
 リランは、エリンの手を噛みちぎってしまったのです!!
衝撃はこれだけではありませんでした。
 襲いかかるリランに恐怖を感じたエリンは、
ついに音無し笛を吹いてしまいました。

 エリンにもリランにも、辛く悲しい出来事でした。
幼獣の頃から音無し笛で縛りたくないと、絶対に使わなかったエリン。
これまで、長い間エリンが築いてきたリランとの絆が失われてしまったのです。
 目の前で硬直し、横たわるリランを見てエリンは涙を流して倒れるのでした。

 ベッドに運ばれて眠るエリンを見つめる、キリク。
キリクは、エリンを閉じ込めようとしているらしいですが、
エリンのラザル行きもダミヤがキリクに命じたことなのでしょうね。

 目が覚めたエリンは、包帯が巻かれた片手を見てショックを受けます。
エリンの左手の指が3本、リランに噛みちぎられてなくなっていたのです。
 エリンが助けようとした王獣使いは助かったと話す、エサル。
あの王獣使いたちは、真王の誕生日の祝いでリランが幼獣の時音無し笛を吹いた男たちでした。
 リランが、執拗に王獣使いを襲ったのは自分を真王の前に連れて行き、
音無し笛を使った男たちと覚えていたからだったのですね。
幼獣とはいえ、その記憶力に恐れ入りました。

「音無し笛を吹いた人間に、王獣は決して慣れることはない。
リランはもう、音無し笛を使わないで静めることはできないかもしれない。
それでも、私はリランの世話を途中で投げ出したくない!
音無し笛を使っても、私はリランと一緒に行きます。」

エリンは、エサルに決意を語ります。
 エリンの言葉を聞いて、
「自分の思いにまっすぐなあなたの生き方、私は好きよ。」
エサルはそう言って、エリンに指がなくなった左手の為に手袋を渡すのでした。
 手袋を見て、涙を流すエリン。
エサルとエリンの会話は、改めてエリンの強い信念が伝わって来る良いシーンでした。

 その後、事件が起きてから初めてリランの所へ行くエリン。
エリンを見たリランは興奮して唸り、エリンに敵意をむき出しにします。
それでも、エリンが音無し笛を見せて唸るのをやめないと吹くわと言うと、
リランはおとなしく外に出ました。
 唸っていたリランがエリンの言葉で静かになり放牧場へ出て行ったのを見て、
まだエリンへの信頼の心は失われていなかったのだとわかって安心しました。

「私は、獣ノ医術師。獣を育て迷いながら、苦しみながら、獣とともに生きる。お母さんのように。」
エリンは、そう心に誓うのでした。エリンって、教導師だと思ってましたがいつの間にか医術師にもなってたのですね。
 エリンとリランに、これからどんなことが待ち受けているのでしょうか!?

 間もなく、迎えの荷車が到着しました。
リラン、エク、アルは、眠り薬の入った肉が与えられて昏睡状態のうちに、
荷車に乗せられてラザルへ旅立って行きました。もちろん、エリンも一緒に…。
カザルムからラザルへと、旅立つエリンをエサルとトムラが見送ります。
 ジョウンから託されて見守って来たエリンがどうなるのか、
きっとエサルも心配ですよね。カザルムから行く末を見続けると語るエサル。
これで、エサルとトムラの出番も終わってしまうのかと思うと残念です。
 キリクは、おそらくダミヤの命令と思われますがエリンと一緒にラザルへ移った
のですね。カザルムの人々は、最後までキリクを不審に思わなかったようです。

 次回からは、いよいよダミヤが本性を表すのでしょうか!?

 

 

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