大正野球娘。 第12話(最終回)「土と埃にまみれます」感想
小梅は、父親が野球のことを許してくれてよかったですが、
晶子の方は描かれず残念でした。松坂がクビになってないかが、気がかりだったのですけど。きっと、大丈夫だったのだと思うことにします。
晶子が魔球を使っていることが、朝香中に見破られてしまい櫻花會がピンチに!
朝香中は、魔球には手を出さないようになり、小梅たちはとうとう朝香中に点を
入れられてしまいました。ついに、逆転されてしまった櫻花會。
朝香中に魔球を見破られたとわかった小梅たちに、不安が募ります。
アンナ先生は、記子に朝香中がどうやって魔球を見極めたのか探らないといけない
と言います。
追い詰められた晶子、まだ練習中の魔球を使ってみようと言い出します。
しかし、小梅はこの魔球を取れたことがありませんでした。
小梅の不安通り、魔球は取れず4点もの得点を朝香中に取られてしまいます。
櫻花會の試合を見ていた合唱部、部活どころではないと全員櫻花會の応援に飛び
出して行きました。
試合は、櫻花會が大ピンチでしたが、雪が必死でボールをキャッチしたので
3アウトに持ち込むことができました。
ところが、この時雪がケガをしてしまったのです。
審判は、そのケガでは試合放棄した方がいいと勧めます。
しかし、雪は試合は続けると言ったのでした。
雪は、櫻花會のメンバーを探し始めた時からずっとこの試合を楽しみにしていたのです。全員の意見が固まり、朝香中に本気を見せようと誓います。
岩崎は、晶子たちの努力を理解していました。
朝香中も気を抜かずに、全国大会決勝戦のつもりで挑もうと決意します。
けれど、試合中にも痛そうにしている雪。
その時、合唱部の大口先生が来て、合唱部員に応援するならもっと声を出すようにと
叫びます。
そのおかげで、櫻花會に力強い応援が!
櫻花會は満塁に。バッターは4番、巴。
「やっちゃいなさいよ。打ちたかったんでしょう?ホームラン」
静の言葉に、眠っていた巴の闘志が沸きあがります。
ホームランを打つ気満々の巴に、ダメだと合図を送る乃枝。
巴は、思いっきりバットを振り、そのボールは遠く飛んで行きます。
ファウルかホームランかと、みんながボールの行方を見守ります。
巴が打ったのは、見事な大ホームランでした。
ホームランとわかり、大喜びで塁を走る巴。
その後ろで、呆然と眺めている乃枝が印象的でした。
けれど、巴のホームランで点が入ってもまだ負けているのは事実。
気を引き締めて行く櫻花會。そこへ、記子が朝香中がなぜ魔球を見破ったかわかったと知らせて来ます。投げる時の晶子の癖を見ていたのです。
魔球を投げる時、グローブに隙間ができてそこからボールが見えていたのでした。
魔球以外、普通に投げる時は隙間ができていないのです。
乃枝の提案で、逆にその癖を利用しようと言うことになります。
そう普通に投げる時も、ボールが見えるようにすれば朝香中は魔球と思って
手を出さないのではないかと作戦を立てたのです。
これが、大成功。
次々、アウトにして見せます。
でも、次は朝香中の4番、油断はできないと小梅はさっき取れなかった魔球を
使おうと決めます。見事、ストライクでアウトにした櫻花會。
今度は、櫻花會の攻撃です。次のバッターは小梅。
点差は1点、ここで点が入らなければ負けてしまいます。
しかし、なかなか打つことができない小梅の元に聞きなれた声が聞こえてきます。
朝は、勘当だと怒っていた父親が、三郎と母親に説得されて応援に駆け付けたのです。
「お嬢さん、練習の成果を見せて下さい!」
三郎も声援を送ります。小梅が張り切ったのは、父親より三郎のおかげかな。
晶子のバントで、小梅は走ります。
晶子は、セーフになりましたが、小梅は!?
ホームに向かって絶対同点にするとの思いで走る小梅でしたが、
小梅のスライディングとボールを取ったのはほぼ同時。
しかし、小梅の手はわずかの所でホームに届いておらず、櫻花會は負けてしまいました。
落ち込む小梅に、小梅のせいではないと励ます櫻花會のメンバー。
終了直後、晶子に謝る岩崎。
「最高の試合、ありがとうございました!」
お互い、全力で戦った素晴らしい試合でした。櫻花會と朝香中、両方から真剣さが伝わって来て、最終回に相応しい内容だったと思います。
ED後、小梅がセーラー服を着ていました。
両親が野球を認めてくれた証拠ですよね。三郎とも、上手く行っているようです。
参加しています。応援して頂けると嬉しいです。
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